衝撃の舞台裏…映画 『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』 の感想&レビューです。前半はネタバレなし、後半からネタバレありとなっています。 原題:Professor Marston and the Wonder Women 製作国:アメリカ(2017年) 日本では劇場未公開:2018年にDVDスルー 監督:アンジェラ・ロビンソン ▼ 『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』あらすじ 1920年代。心理学の教授ウィリアムは学生のオリーブに惹かれ、彼女を助手にする。一緒に研究する妻エリザベスはオリーブに最初は嫌悪感を示すが、共に過ごすうちにまたオリーブに惹かれていく。嘘発見器の発明を目指し研究に没頭する3人だったが、やがて共同生活を送る中で、ウィリアムは2人の進歩的な女性に感化され、「ワンダーウーマン」というキャラクターを考案する。 『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』感想(ネタバレなし) 伝記映画でも、ぶっ飛ばす! 今回、紹介する作品。なんだろう、タイトルとパッケージデザインだけだと 「パロディAV」と誤解されるのじゃないだろうか (さすがにないか…)。 でも中身はパロディAVなんて"ぶっ飛ばす"くらい、それ以上に凄い関係"性"を描く作品なのです(もちろん真面目に)。「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、まさか性関係がAVよりも史実の方が凄まじいということがあるのか。あるんです。 「(性の)事実はAVよりも奇なり」 ですね。 それが本作 『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』 。 タイトルからもわかるように、2017年に映画界に旋風を巻き起こしたアメコミ映画 『ワンダーウーマン』 の原作であるコミックの製作裏話が題材になっています。 そして、今作はその「ワンダーウーマン」というコミックを生み出した原作者 ウィリアム・モールトン・マーストン の半生を描いた作品であり、コミックが生まれた経緯が語られます。 映画『ワンダーウーマン』はとても面白かったですが、この「ワンダーウーマン」の原作者の伝記映画は さらに面白い です。いや、映画『ワンダーウーマン』自体、あんまり自分にはハマらなかったんだよな…という人も、この伝記映画はビビッとくるかもしれませんよ。 とにかく本作は内容がいろいろ驚くことが多いです。 え!? そういう裏事情があったの!?
と驚愕すること間違いなし。ハッキリ言って本作を観てしまうと、「ワンダーウーマン」のイメージが覆されます。映画の『ワンダーウーマン』の感想もかなり引きづられて変わってしまうこともありえますよ(良いか悪いかは別にして)。 正直、私もこの作品を観てしまったことで「ワンダーウーマン」を普通に観られなくなってしまった気がする…。 あらすじを読んで想像できるレベルを大きく超えてきます。あらすじを読んだ人なら思うでしょう。ああ、大学教授と女子学生の不倫的な関係のやつね…と。いやいや、 そんな甘っちょろいものではありません 。もう…ワンダーですよ…(意味不明)。 おい、「ワンダーウーマン」のイメージが壊れたぞ!