中学の時に「if節とか when節は、副詞節って言って、副詞節の中では時制が未来の時でも未来形にならないから気を付けてね!」と習い、その意味もよく分からないまま、そーか、未来形にしちゃダメなんだな、とにかく現在形で書いとくか、と処理していたやつがありますよね。あれが、高校になると、if節、when節でも未来形が使われている文を見かけるようになり「未来形使われてるやん!」と混乱することがあります。 そう。実は、 if節、when節は「副詞節」じゃない使われ方がある のです。 だから混乱します。 今日は、「副詞節」と「そうじゃない時(名詞節)」の見分け方を紹介します。 if節、when節が 副詞節 で使われる時の基本 中学校でやりましたが、おさらいします。 未来の話をする時の時制に注意が必要でした。 こんな例文がポピュラーですよね。 例)We will not go on a picnic if it rains tomorrow. (もし明日雨が降ったら、キャンプにはいかないだろう) ◆全体的に未来(明日)の話なのに、if節の動詞は未来形ではなく現在形( rains)で表しています。if節じゃない方(主節)は未来形( will go)なのに! 例)We will have dinner when our guests arrive. (ゲストが到着した時(したら)、ディナーにしましょう) ◆全体的に未来(ゲストが到着した時)の話なのに、when節の動詞は未来形ではなく現在形( arrive)で表しています。when節じゃない方(主節)は未来形( will have) なのに! if節、when節が 名詞節 で使われる時 せっかく、上の法則を覚えたのに、実はこの法則から外れたところにもif節、when節が存在します。副詞節としてではなく 名詞節 として扱われる時です! 例)I don't know if he will succeed or not. (彼が成功するかどうか分からない) ◆if節なのに未来形が使われてるぅ!!! 例)Do you know when she will leave for Canada? (彼女がいつカナダに発つか知っていますか?) ◆when節なのに未来形が使われているぅ!!! 高校になるとこういう文を習うんですよね。 さあ、どうしよう?
肯定文でmuchを使いたいとき muchが動詞句(VP)を修飾するときは、基本的には否定文か疑問文にしか使えません。 ただ、 肯定文に使える場合もある ので紹介しておきます。 肯定文では「とても」「非常に」と訳しましょう。 ●very, so, tooを前につけるとき 肯定文でmuchを使いたい場合は、"very much", "so much"、"too much"の形にすればOK。 I like strawberries very much. (いちごが大好きなんです) She loves chocolates too much. (彼女はチョコレートが好きすぎる) ●admire、appreciate、prefer、regretとセットのとき Much appreciated. ( 心から 感謝します)=It isが省略されている He was much admired as a gold medalist. (彼は金メダリストとして 大いに 賞賛された) I much prefer tennis to basketball. (私はバスケよりテニスの方が ずっと 好き) It is much regretted that you didn't pass the exam. (試験に合格しなかったのは とても 残念だったね) 過去分詞を修飾するmuch I think the issue was much discussed. (その問題は しっかり 議論されたと思います) 上の例文も、muchの後ろに名詞がありませんね。 過去分詞が後ろにある場合は、過去分詞を修飾して「とても」「非常に」という意味になります。 ただし、過去分詞形であればなんでもmuchを付けて良いのではなく、 「~された」と訳せるものだけに使う のがポイントです。 I'm very interested in science. (私は科学にとても興味があります) 上の例文の場合、 interested は過去分詞形ですが、「興味がある」という意味で、 意味的に受け身ではないので、 形容詞として考えます。 その場合は、muchではなく very を使えば良いですよ。 much・many・a lot ofの使い分け方は違いは理解できたでしょうか。 困ったときはa lot ofを使っておけば大丈夫です。 また、 muchの後ろに名詞が無い場合は副詞 なので、「たくさんの」とは訳さないことにも注意しましょう。 品詞を見極めれば、もう悩むことはありませんよ。 樹形図(Syntax Tree Diagram)を書く練習をして、品詞分解に慣れましょう!